Patagonia(パタゴニア)
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少し前の新聞に、イヴォン・シュイナードさんが載っていた。いわずと知れたアウトドア衣料メーカー「パタゴニア」の創業者。
子どもたちがまだ小さかった頃、個人輸入で、米国から少しばかり衣料品や、雑貨を手に入れていた。
その頃は1ドルが80円台で割安感も大きかった。主にREI(アウトドア用品の消費者協同組合)からだったが、そのカタログの中に「パタゴニア」があった。
或いは「ビーパル」等の雑誌だったのか、手元には94年のカタログが残っているが、93年に鎌倉の幼稚園に園児の椅子を納めた後、近くにあった直営店をのぞいたことも覚えているから、その頃がパタゴニアとの出会いだったのだろう。
前置きが長くなったが、パタゴニアは製品も魅力的だったが、ペットボトルを再生してフリースを作ったり、環境問題に対する支援等、それまでの企業のイメージとは違っていて、フレックスタイムを取り入れて、波の良い時は何時だってサーフィンをするとか、その姿勢にも興味を持った。
特にも環境問題に対する企業としての姿勢。
「フルコスト」という考え方を学んだのも、パタゴニアからだった。
目先の自社の利益だけを優先するのではなく、長期に渡り、自社だけでなく社会全体にとっての利益を考えないと、結果的には自社の利益も損なうという考え方。
具体的には、製品の素材である綿花の今の栽培方法が、大量の地下水の消費や農薬、殺虫剤の使用により土壌の疲弊、汚染の原因となっていると知ると、コストはかかるが、環境に対する負荷の少ない、有機栽培の綿花に変更したこと等。
創業者であるイヴォン・シュイナードさんは、「会社を道具に地球環境を守る」、「最高の製品を作り、環境に与える悪影響を最小限の抑える。そしてビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する」という。
しかし、こういう取り組みをしながらも、シュイナードさんは、将来に対しては悲観的で、手遅れだとわかるときが来るとさえいっている。
それでも、諦めずに取り組み続ける姿勢、それが製品の支持にもつながる。何とも羨ましい企業である。
残念ながら、パタゴニアの製品は素晴らし過ぎて、私にはオーバースペック(過剰性能)、それでも少しはあやかりたいと、持っているのは普段使いのウェビングベルトだけ。
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